引張試験

概要

プラスチックの機械的特性として基本となる引張試験を提供します。
材料のカタログ値取得や構造設計時の計算用にご利用ください。

対象規格:JIS K7161, ASTM D638, ISO527

測定原理

引張試験でダンベル形状の試験片の両側を掴んで伸ばす基本的な試験になります。
試験片を変形、および破壊させるのに必要な荷重を測定します。 同時に破壊に至るまでの変形率(ひずみ)を測定します。
測定した荷重を試験片の断面積で除し、応力を計算します。算出した応力とひずみから応力-ひずみ曲線を作成します。

引張応力(MPa)=引張荷重(N)試験片の断面積(mm2)

ひずみの測定

ひずみを正確に測定するためには伸び計と言われる装置を使用します。大まかな測定であれば掴み具間の変化から算出することが可能ですが、 掴み具の歪みなども拾ってしまいます。試験片の変形のみを測定するために伸び計は用いられます。
伸び計を使用する際は試験片に標線を設定し、標線間距離の変化を計測します。標線間距離の変化の割合がひずみとなります。
伸び計は試験片に直接接触する方式と非接触の方式があります。

引張弾性率

弾性率とは材料の応力を加えた時の変形を表す係数となり、構造設計等に用いられます。弾性率は応力-ひずみ曲線の初期直線部から算出します。
プラスチックは金属等と違い、応力-ひずみ曲線の直線部が非常に少ないため、弾性率を計算に使用する際は注意が必要です。